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長所主義

最近、部下指導のあり方が変わってきたように思える。各社共、超労働者不足により、採用基準は下がり、定着を気にするあまり、叱れない上司が増えてきた。辞めさせるなという使命を受けての結果だ。確かに今の若手は理解も早い、従順でもある。しかし、その一方で躾が行き届かず、挫折経験もない芯のない社員が増えてきている。ある方が私に言った。「会社全体が若手社員に対して甘くなってきており、規律が緩んでいる」、「貴方の長所主義は分かるけど、短所に目を向けなくていいのですか」と。私の言う長所主義は、決して短所に目をつぶるのではない。長所を引き合いに出し、「これだけの長所があるのにもったいない、この短所が惜しい、短所は苦手な部分だけに100点は無理と思う。でも、及第点はとろうじゃないか。そのためにも、これとこれくらいは気を付けようね。これからも期待しているよ」短所はそこそこで十分、長所をさらに伸ばせ、そこに期待するし、応援もする。これが私の長所主義。

保木本 正典

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