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客観性

以前も主観と客観のバランスについては述べたことがある。今回はその中で「客観性を如何にして保つか?」についてである。
私は、それは多くの人に聞くこと、そして深く聴くことだと思う。一見、簡単なようだが思っている以上に習慣化させることは難しい。
私は、常に5人を目安に自身の考えを問うている。その人の立場、年齢、性別を変えて、である。
そして過半数の同意を得たとき、自身の考えは市民権をもったと判断している。
一方で深く聴く。これも大事だ。相手は表面的にこちらの考えに賛同している振りをしているかも知れないからだ。そこは本音を聴き出す傾聴力を発揮。「貴方はどうしてそう思うの?」「なるほどそうかも知れない」「だったら貴方ならどうしてた?」などと相槌と質問を繰り返し、相手の心の中を伺ってみる。これからのリーダーシップは、達意力以上にコミュニケーション力が大事かも知れない。

保木本 正典

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