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公器

会社は公器。ただ儲かればいいというのではそこに社会性はなく、社会性無くしては長期的存続は望めない。企業は世の中からヒト・モノ・カネを預かり、それを有益なものにしてお返しする存在である。よく会社は誰のものか、株主か、社員かなどと言った議論がある。倫理的ではあるが私は会社は誰のものでもなく公器であると考えたい。そう信じることが企業の存続成長に繋がるからだ。会社は多くの人に支えられている。会社の成績表であるPLを見てみよう。まずは、売上高、お客様からの授かりもの。もちろん頑張った成果でもある。売上原価は取引先との関わり、販管費は従業員、営業外は金融機関などであり、法人税は国や地方自治体、最後の純利益が株主だ。一般的にステークホルダーと言われるが、会社というものは実に社会の多くから支えられて成り立っていることが分かる。SDGsが叫ばれる中、会社は儲けだけではなく、社会性としての公器としてどうあるべきかを考えていかねばならない。

保木本 正典

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