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やはり、企業は人なり

 今更ながらこの言葉の重みを感じる。企業の三要素は、ヒト・モノ・カネ。確かに資金(カネ)も商品・事業(モノ)も必要だが、それらを創っていく人がいなければ何にもならない。売上高30億までは、社長1人の力で何とかできる。しかしながらその域を超えてくると、事業部、そして子会社の存在が必要になってくる。そうなれば1人の社長では明らかに無理である。私は、多くの企業で人を育ててこなかったことを悔やむ経営者を見てきた。企業が成長しているときには、事業にばかりに目が行き、意外と気がつかないものである。例え重要と気づいていても緊急な課題とまでは認識していなかったケースが多い。そしてそれは今、最も重要かつ緊急的な課題となった。ぜひとも今一度、中期や年度における人材育成計画を見直していただきたい。場当たり的な計画になっていないだろうか? 自社の戦略ときちんと整合しているだろうか? OJTを言い訳に手を抜いていないだろうか? 会社の成長の方向性を見ていくにあたり、戦略実現のために誰のどんな能力をどこまで引き上げていけばいいのか、無理であれば採用戦略はどうするのか? より具体的なプランが今こそ必要だ。

保木本 正典

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