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真なるリーダーに求められる論理性と表現力

論理性とは、“自分はこう思う”という判断に対し、“なぜならば”という論拠が明快であり、そのような話には説得力がある。また、この論理性を磨くにあたっては、これら論拠の他、「いかなる意図かという目的意識、なぜそうなっているのかという問題意識、どうすれば打開できるかという改善意識」をもって物事を考察すること、数値で実態を掴むことなどが重要である。数値を伴わなければ曖昧な回答になってしまい、客観性を見失い、あなたの勝手な思いとなってしまうだろう。残念ながら、相変わらず日本の政治・経済界は混沌とした状況を続けている。一刻でも早い”真なるリーダー”の出現を望みたい。今回は、これからのリーダーに欠かせない能力について話をしてみたい。さしあたり特に2点あげるとすると、私は論理性と表現力を選ぶだろう。一方、表現力とは、いかに分かりやすく、インパクトをもって相手に訴えることが出来るかである。結論から話す、言いたいことは3点あると言ってから話す、図やグラフを多用する、強弱をつける、間を空けるなどである。論理性は相手の理性に、そして表現力は感性に訴える。政治、経済界に関わらず、企業リーダーたる経営者においても心しておきたいテーマである。

保木本 正典

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