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ウィズコロナは足元から

新型コロナウィルスにより停止していた経済活動が再開され、世の中はアフターコロナ対策に躍起である。この数か月の長いトンネルを抜けた今、世の中は大きく変化した。例えば、衛生習慣であり、テレワークであり、家飲みである。この流れは一過性に終わらないだろう。このことに気づくか気づかないか、ついていけるか、いけないかがでこれからの個々人の生き方、経営の仕方は大きく変わっていくだろう。

さて。アフターコロナではなく、ウィズコロナである。じっくりと経営の足元から振り返り、正していこうではないか。企業コンサルティングの場面では意外と基本的な事柄が欠如していることに気付かされる。多くが経営計画や業務計画の策定・検証、さらには会議やミーティングの場面である。それは課題や対策に対して誰がやるのかという主体者の欠如、そして具体的に何をやるのかという具体策の欠如、いつまでにやるのかという納期の欠如である。最終的には仕事のつめは、5W2Hであろうが、常々、留意しなければならないことはこの3点である。主体者が営業部全員などと言って結局誰もやっていなかったということが実に多い。たとえ全員でやるにしても取りまとめ役や推進責任者を決めることが重要である。

ウィズコロナの下での企業体質強化の一環として今一度、日常の仕事の中で、この3点が有耶無耶にされていないか検証してみる必要がある。

保木本 正典

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