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人生の底は嫌いでもない、さあ動こうではないか

新型コロナにより、100年に一度の大不況へと巻き込まれた世の中は、一体これからどのようにして立ち直っていくのであろうか、それは並大抵のことではない。確かに株式市場は、既にコロナ以前の水準を取り戻しつつあるが、先取りするにしてもいささか早すぎるように思える。今期の第1四半期、上期業績が明らかになってくる頃には大きな揺り戻しを覚悟しておかねばならないだろう。今、多くの企業や商店、店舗等がかつてない厳しい状況を迎えている。まさに皆、人生の底を経験している。このかつてない深い底からどのようにして人々は這いあがっていけばよいのだろうか。

まずは今一度、無になって考えてみてはどうだろう。これまでの商品、事業、商習慣、仕事の仕方を全てゼロベースで見直すのだ。時代が大きくそして急速に変わっている。仕事はテレワーク、プライベートもオンラインコミュニティーが中心だ。移動がなくなるとまでは言わないが、これまでのような頻度はなくなるであろう。人々は移動しなくても物事が成り立つことを経験してしまった。これからは大きく価値観が変わるだろう。新型コロナのビフォーとアフターでは、まるっきり違った風景になるのだ。ところで私は、人生の底は嫌いでもない。底故に、後は上がるのみだからである。さあ先見着眼、塞いでいても仕方ない、今こそ動こうではないか。

保木本 正典

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