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何を残すか

コロナ禍で多くの企業や商店が倒産に追い込まれている。一方でそのような中でもしっかりと生き残っているところもある。果たしてその違いは何だろうか。例えばインバウンド。確かに爆買いは魅力だがコロナならずとも、いつ反日で需要が一時的であれ一気にしぼむか分からないだろう。いつの間にかインバウンドがメインターゲットになってしまっている。それは明白なリスクだ。安定なターゲットは、国内でありリピーターであるはずなのに。

昨今、街中で外国人の姿を見なくなった。商店街は全滅かと思いきや人気店は、日本人が行列をつくっていた。1時間待ちである。よくよく周りを見渡すと2~3割の店がいまでも繁盛している。どのような時代にも勝ち組はいる。その比が変わるだけだ。そう、私たちは勝ち組に入らなければならないのだ。

そもそも私は本来つぶれてもさほど世の中に影響のない企業や店を延命させるのはいかがなものかと思っている。持続化給付金を使っても延命の価値があるところはよいのだが、そうでないところは一度つぶし、コロナ禍でも生きながらえる業種業態への転換やグローバルに競争力をもてるようなビジネスモデルを生み出そうとしている人たちに助成した方がよいのではないだろうか。無くすことによって新たなものを生む、それが経済活性化だ。伝統文化はこの限りではないのだが。

保木本 正典

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