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丙午(ひのえうま)で迎える2026年の経営戦略

新年明けましておめでとうございます。2026年今年の干支は、丙と午で丙午(ひのえうま)、いずれも火の性質を持つとのこと。火の性は情熱に満ちていることから今年は活気あふれて疾走する馬の如く、飛躍が期待できる1年になりそうです。

振り返ると昨年は、政治・経済・社会において国内外問わず大きな変化の年でした。さて今年はどうでしょう。私はさらなる激動の1年になる、そう心して日頃から準備しておきたい、そのように思っています。

ところで世の中を見据えようとする時、私には決まって思い浮かぶ言葉があります。それは松尾芭蕉の俳諧の哲学、「不易流行(ふえきりゅうこう)」です。不易は永遠に変わらない伝統や芸術の精神、流行は新しさを求めて時代に合わせて変えていく改善や改革。私は現代の経営にこそ、この不易と流行のバランス感覚が欠かせないと思っています。

企業経営における「不易」とは、いつの時代も変わらない「経営の原理原則(基本)」です。これは経営に取り組むに当たっての基本姿勢であり、バックボーン(骨格、構造)です。不易として強靭な人材・組織が確立できれば今後起こりうるあらゆる変化にも勇敢にそして柔軟に対応できることでしょう。私たちがクライアントの方々と実直に行ってきたのはむしろオーソドックスな不易での取り組みが多いのではないかと感じています。5~10年の長期ビジョンを描き、その骨子を3~5年の中期経営計画に具現化し、年間の行動計画へと手順化し、毎月その進捗のフォローをする。つまりは先を見据えて今やるべきことを確実にやる(それこそが経営体質)。そして適時、環境や状況の変化に合わせて新たな手を打っていく。これこそが不易としての企業経営の原理原則(基本)です。

一方で「流行」ですが、環境は絶えず変化を繰り返しています。政治をはじめ経済では、為替・金利・原油、身近なものではインバウンド等々、あらゆるものが日々変化しています。これらに対しては、これまでの伝統的なやり方では通じないことも数多く発生してきます。この時こそ従来の固定概念を捨て、時代にあった新たな戦略・体制・手法を取り入れていく臨機応変さが必要です。多くの企業経営における致命的な失敗要因のひとつにこの不易と流行の価値判断ミスがあると私は思います。

以上を踏まえて申し上げておきたいことは、先が読みづらい流行への対処の前提としてやるべきこと、それは不易への取り組みと言えます。先人が残してくれたものをまずは活かし、強みに転嫁し、変化に備える。将来の変化を予測しながら仮説をもとにあらかじめ手立てを考えておく、これも基本の範疇でしょう。業績のすべては偶然ではなく、必然の結果です。一例ですが、インバウンド激増の後にくる逆流は過去の歴史を見れば容易に予測できます。それが出来ないのは自社の商品、顧客の価値追求の至らなさ、先を読む先見力の無さにつきます。

変化は常道、変化への備えとしての不易への常日頃からの地道な取り組み、これも常道です。環境や他人のせいにする他責思考、ただ手をこまねいている巣ごもり経営から今こそ脱却し、世の中の変化に向き合い、先手先行で打開していきましょう。丙午(ひのえうま)の今年こそ実にいい機会です。馬のごとくしなやかな脚で力強く突き進み、明るい次代を共に切り拓いて参りましょう!

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