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縁の下から顔をだしてみよう

「縁(えん)の下(した)の力持(ちからもち)」という言葉がある。他人のために陰で苦労や努力をする、陰で重要な役割を果たす者のたとえである。貢献しながらも自らを表に出さない、なんと謙虚なことであろうか。

ただ私の性格なのか、その方が縁の下にいることにはさほど敬意や意義を感じない。縁の下で発揮した力そのものが、人・会社・世の中の役に立っていること自体に価値があると思っている。率直に言うと、縁の下の人たちが縁の上にあがって果たす価値発揮をぜひ見てみたいのだ。おそらくこれまでよりも世の中から共感や時には反感を受けるかもしれない、それも直接的に受けるだろう。

一方で縁の下とは異なる価値を生み出す機会が生まれる。実に楽しみだ。謙虚さも大事だが、貴方の主張にこそ、より高い価値を感じる。自分を大衆の面前にさらすことで新しい価値づくり、自分づくりが始まるに違いない。

保木本 正典

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