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人的資本経営が求める自立型人財

今や人的資源ではなく人的資本の時代。ご承知の通り、人を資源として捉えればコストだが、資本として捉えれば投資の対象となる。これまでは、多くの費用対効果を得ようと、人(賃金)も材料費や経費等と同様にコストとして抑えられがちだった。それが投資となると積極的に人のスキルや能力などにお金をかけ、より次元の高い活躍を発揮させることで、人的価値や企業価値を高めていこうという流れになってきた。併せて時代は働き方改革、ダイバーシティ&インクルージョン、価値観の多様化の中にある。

このように言うと、如何にも懐が広く、人に優しい良き時代と期待ばかり先行してしまいがちだが、私は、むしろ排他的社会を想定してしまう。人口14億人の中国でさえ最近は、調理ロボットの開発や無人店舗の導入など数(の労働力)に頼らない傾向が顕著だ。私は、これからは企業側が資本と言える人財を選ぶ権利を主張してくるのではないかと思う。明らかに人財の選別であり、これまで以上にビジネスパーソンのハードルは高くなるだろう。数としての人材への依存を断ち、人財+IT(DX、AIなど)への積極的投資だ。

だからこそ、これからのビジネスパーソンは自立していかなければならない。今一度、「貴方は将来どうなりたいですか」、「そのために今の貴方にどのようなスキルと能力が不足していますか」、「それをいつまでにどうやってスキリングしますか」。自立型人財としてしっかりと応えられるようにしておきたいもの。

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