信賞必罰とは、手柄のあった者には必ず賞を与え、あやまちを犯した者を必ず罰することであり、情にとらわれることなく、賞罰を厳正に行うことである。企業では、トップ・役員からこの姿勢で臨む必要がある。というのもお互いに最も甘くなりがちなのがその層なのである。業績しだいで担当役員の年俸は大きく上下して当然、大きな過ちを犯せば降格は当たり前なのである。ところが最近、この信賞必罰がなく、けじめがつかず、甘い組織が実に多いことか。組織には常に緊張感が必要であり、そのためには責任と権限、信賞必罰が不可欠なのである。