結果とプロセス
プロセスとは、物事が進行していく一連の道筋であり、それらを通して結果が生み出される。例えば、業績そのものは結果であり、そのための一連の取り組みがプロセスである。業績が良い悪いだけで評価するのではなく、良い結果を生み出すプロセスをいかに組み立てるか、といった発想にこそ価値がある。その意味からすれば、結果論は、全く無益な議論となる。一般的な営業を例にして考えてみよう。受注するためには、ターゲットの選定→初回アプローチ→プレゼン→クロージング→アフターフォローというプロセスをより効果的に進めていくことが重要と言える。結果だけを求めるマネージャーでは全く意味がなく、自ら指導力の無さをさらけ出しているようなものである。とは言え、一方で過度のプロセス重視も考えものである。「プロセスは大事だが、結果はもっと大事。それこそが業績責任」という声も無視は出来ないからである。