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「時が経つのが早い」という言葉を聴くことがある。気持ちは分からなくもないが、時間の流れはいつの時代も誰にとっても同じはずだ。つまり早いと思っている人の「考える、動くスピードが徐々に遅くなっている」のである。ある人は「先のことは分からない」とも言う。人口減少、少子高齢化、環境保全、美と健康への思い等々。果たしてこれらの事象はこの先10~20年後までに変わるだろうか。多くは見通せることだ。「先のことが分からない」ではなく、「分かろうとしない、見ようとしない」だけである。先送りしている時期ではない。ポスト五輪2020、各企業経営者はどう対応するのだろうか?

保木本 正典

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