Categories: BLOG

長所主義

最近、部下指導のあり方が変わってきたように思える。各社共、超労働者不足により、採用基準は下がり、定着を気にするあまり、叱れない上司が増えてきた。辞めさせるなという使命を受けての結果だ。確かに今の若手は理解も早い、従順でもある。しかし、その一方で躾が行き届かず、挫折経験もない芯のない社員が増えてきている。ある方が私に言った。「会社全体が若手社員に対して甘くなってきており、規律が緩んでいる」、「貴方の長所主義は分かるけど、短所に目を向けなくていいのですか」と。私の言う長所主義は、決して短所に目をつぶるのではない。長所を引き合いに出し、「これだけの長所があるのにもったいない、この短所が惜しい、短所は苦手な部分だけに100点は無理と思う。でも、及第点はとろうじゃないか。そのためにも、これとこれくらいは気を付けようね。これからも期待しているよ」短所はそこそこで十分、長所をさらに伸ばせ、そこに期待するし、応援もする。これが私の長所主義。

保木本 正典

Recent Posts

パーパスディスカッション

パーパスとは、社会とのつながり…

3週間 ago

企業の存在意義、パーパスについてディスカッションしよう

パーパスとは、社会とのつながり…

3週間 ago

新たな時代に向けた営業体制の刷新

昨今のAI(Artifical…

2か月 ago

トップリーダーに求められる能力

経営者や後継者、経営幹部に求め…

2か月 ago

自分を創って頂いた恩師の方々へ(その1)

メーカーを退職し、コンサルの世…

3か月 ago

見るべき視点を創り、見える化し、皆で活用

メーカー時代、原価管理を担当し…

3か月 ago