企業の業績は人次第、人材の量と質で決まる。そして人の多くが環境によって決まる。例えば、社外の研修等でいくら多くの気づきを受けたとしても受け入れる会社の風土や体制によって活き方が大きく変わる。例えば夢を持って入社した新入社員がいつのまにか悪しき慣習に染まっていくように。樹木のごとく土壌、環境づくりがきわめて重要なのである。故に企業は自らのビジョンを示し、社員にはキャリアパスを明確にさせ、そのために本人がどのような努力をするのか、会社がどのように支援できるのかを明確にしなければならない。社員全員がそれらを日々意識し行動する、その習慣こそが体質化して好ましい環境が出来る。人が活きる環境づくりこそが経営者の最重要課題である。