ここでの労質とは、労働者の量と質からくる私の造語である。今、世の中は労働力不足真っ只中。そこで各社共、採用に躍起になっているようだが、恐らくこれも2020年がピークになるだろう。いよいよポストオリンピック、中国発の大不況がやって来る。米国の一見根強そうな景況も一変する。その時に皆気づくだろう。社員は数でなく、質だと。大事なのは思考の生産性である。それが高い人は低い人の数倍のタスクをこなす。確かに誰しも24時間という持ち時間は平等だ。しかし今やITやAIの時代。ツールはふんだんにある。重要なのはそれを使いこなすことができる人、労質の高い人がいるかどうかである。出来ない人が数人よっても叶わない。企業経営における費用(人件費)対効果は明らかである。これからはしっかりと人を見極める時代、少数精鋭の時代である。