会社は、とかく理想的な性格特性を示し、それを基準に人を判断しよう、また人を理想に近づけようとしがちだ。ところで理想的な人材とは何?思考力があり、常に前向きで仕事が早く正確でリーダーシップもある。なるほど、しかしながらそのような人が組織に何人いるだろうか。仮に数人いたとしてもそれで会社がうまく動くだろうか。私はそうは思わない。これからは全員活躍の時代。そのためには、一人として同じ人間はいない、性格も違っていい、性格の違いは個性だ。野球で4番打者を集めてきても優勝できるとは限らない。9人それぞれで役割が違うからだ。これらかは一人一人の性格を知り、それに合った部署と役割を与える、そのような個性を生かす経営が益々重要になってくる。数少ない人のリーダーシップ以上に全員の個性を生かしチームワークで仕事をすることの方がより価値がある。次代はそのような組織が成長できるのではないか。