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軸のぶれない経営

会社を経営していく上で最も大事なことは何ですか?という質問に対して私は以下の骨格が大事だと答えています。経営の根幹をなすものは、一貫した経営ビジョン・戦略・管理の体系にあります。ビジョンとは、どんな会社になりたいかであり、経営理念(使命感や経営姿勢、行動規範)や事業領域(どの分野で生き残っていくか)、長期経営目標です。また、戦略とはそのためにいかなる手を打つかであり、基本戦略・方針と事業戦略(どの事業で)、機能別戦略(開発・生産・営業・人事・財務の機能強化)です。管理はまさしくあらゆる業務のPDCA(計画・実施・検証・改善)。これらが有機的に整合性がとれてはじめて軸がぶれない経営、不況に強い経営と言えるでしょう。具体策は各社で別れますが、この企業経営の骨格は同様に考えておいてよいのではないでしょうか。

保木本 正典

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