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数値に強くなろう

業績の状況はいかがですか?この問いに、「ぼちぼちでんなー」では業績の実態やレベルが掴めず、適切な対応は出来ない。昨年と比べて10%の落ち込みと半減では打つ手が大きく変わるからである。「あまり、全然、とても、非常に、相当」ではなく、業績値はどうなのか、それは目標や昨年実績に対して何%か、などと明確に数値でおさえる癖をつけよう。

加えてその数値には、良い悪いが客観的に判断できるための基準、ものさしが必要だ。例えば、ものづくり産業を支える粗鋼生産量は、9842万トン(2019年)。私は概ね1億トンと記憶してきた。設住宅着工件数は90.5万戸(同年)、この十数年間100万戸を切っている。皆さんが訪れる飲食店のフードコストは30%が基準、それに人件費を加えて55~60%が一つの目安と言われることが多い。

数値は感情をもたない、それだけに感情に流されず、冷静に客観的に物事を評価、判断できる。立場に関係なく数値に強くなっておきたいものだ。

保木本 正典

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