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やるべきことを好きになる

好きな仕事は、時間が経つのも忘れて懸命になって取り組むものの、そうでない仕事は言われないとやらない。できればやりたくないという気持ちが垣間見れたりもする。しかしながら皆がやりたいことだけをして職場や会社が上手く回っていくとは考え難い。そう、理想ばかり見てもやがては現実逃避の壁にぶち当たるだけだ。であれば、やるべき仕事を好きになるところから始めてみようではないか。

まずは、その仕事をもっと知ることである。もっと踏み込んで理解する、人に教えるレベルにまで引き上げるのである。先生になったつもりで話をし、動画にとってみてはどうだろう。ちなみに最もレベルの高い人は、難しいことを難しく話す学者や評論家ではなく、相手にわかりやすく伝える実務家だ。(もちろん前者にもそのような方は多くいます)

また、自分が関わっている仕事の前後工程も含めて全体像を把握してみるのも効果的だ。仕事の素材(情報)を提供してくれる人たち、成し遂げた仕事を活用し評価してくれる人たちの意図も分かってくることだろう。森をみて木を見るだ。

最後に、やりたいことが仕事である人の方がよりイキイキと活躍できることは言うまでもない。

保木本 正典

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