無料で記事や漫画が読める、映画が観れる。最近では無料からマイナスといった概念まで。例えば、原油史上初のマイナス価格やマイナス金利。低金利ながらプラスが当たり前の個人預金にもマイナス金利の可能性が出てきた。さて、金融以外の分野でもこのマイナスという側からビジネスを見ると新たな展開が生まれてくる。つまり何か役務を提供されるとお金を支払うのが当たり前という常識を非常識化する、物やサービス提供を受けてお金が頂けると考えてみよう。既に実在しているものも多いが、試供品を集めたEC(electronic commerce)、アンケートに答えてもらうテストマーケティングビジネス。演劇を見てお金をもらい代わりにツイートして話題性を喚起させる。あくまでステルスではない本音だ。ヘアカットしてお金がもらえる美容院、スタッフは美容師の卵であり、客は全てカットモデル。詳細なカットへの評価が無料を超え有料の価値へと押しあげる。治験兼ねた無料のオンライン診療。物やサービス提供を受けてお金がもらえる。非常識、反対の側面からビジネスを考えてみよう。