当たり前を変えてみよう
世の中の環境変化はいつも私たちの生活を様変わりさせる。この1年間のコロナ禍でセミナーなどの学びはオンライン教育が当たり前になった。オンラインでないと逆に「えっ集合してやるの?」と驚かれる。食も自炊や宅配、そして家飲みが当たり前になった。そうでない場合は、「えっ外食するの?」となる。出張して会議に参加しなくとも今やZOOMなどのTV会議が当たり前だ。
プラスチックごみという環境問題に対処すべく始まったゴミ袋有料化でも、今やスーパーマーケットでレジ袋必要ですかと聞かれることさえなくなってきた。エコバックを持ち歩いていることが当たり前になったのである。
店舗で店員がレジを打つのが当たり前。これも最近はセルフレジ、そして無人店舗化で様相が変わってきている。人手不足から外国人労働者に頼ってきたコンビニなどは今後、むしろ大幅な余剰人員整理に動くかも知れない。
このように当たり前が変わる中、外食や旅館業、公共交通機関などは規模の縮小や業種業態の転換を迫られるだろう。それだけコロナ禍で世の中は急速に、そして大きく変わってきている。当たり前を変えてみるところに新たなビジネスチャンスが見いだせるかも知れない。